大浦湾の環境と基地についてのお話

所要時間:30分から1時間

受け入れ人数:300人まで(2グループに分かれます)

料金:資料代として一人550円

 

1995年9月 米兵三人により12歳の少女がレイプされるという痛ましい事件が起きました。

沖縄ではこの事件を発端に積もりに積もった基地被害に対する県民の怒りが爆発。同年10月に開かれた県民大会では8万5千人の人が集まり抗議しました。

1996年日米政府は非常に危険な宜野湾市の普天間基地を閉鎖する代わりに名護市辺野古崎を埋め立てて新しい基地を作ると発表。

翌1997年、名護市の住民投票では新基地移設反対の民意が過半数を占めました。

そこで民意が反映されていれば、よかったのですが、当時の比嘉鉄也市長は民意を無視して受け入れを表明し辞任。それから早20年がたとうとしています。

2016年はまた大きな被害がありました、5月に20歳の女性が米軍属の男に拉致され殺害、遺棄されるという痛ましい事件が起きました。

そして12月にはこれまでずっと欠陥機だといわれていたオスプレイが名護市の東海岸に墜落しました。

沖縄では普通に生活する中で基地のことを常に意識しなければなりません。

住民の民意は新基地反対です。それは住民投票で示された通りです。沖縄で基地賛成!と言って、選挙で当選した人はいません。

20年、住民は反対し、20年新基地は建設されていません。計画はまだ撤回されていませんが、住民は決してあきらめません。

 

じゅごんの里のある大浦湾の自然は、環境団体や市民グループまたは大学の研究者の調査によって世界遺産に値する生物多様性に富む素晴らしい海だということが年々明らかになってきました。現在わかっているだけでも大浦湾には5300を超える生物が生息し、そのうち250を超える絶滅危惧種が見つかっています。

世界自然保護連合IUCNは過去三度、日本政府に対しジュゴンを守るよう勧告を出しています。

じゅごんの里ではこの素晴らしい大浦湾の自然を皆さんに知ってもらうことで、本当にここに基地を作ってしまってよいのか、考えるきっかけとなるようなお話をしています。みなさんとの対話を大切に。わかりやすく、私たちの自慢の自然環境と、私たちの思いをお話しします。